HIDING

Hiding(隠蔽)

▼ 概要 ▼

 シーフとしてお仕事をするには、その要所要所で大切なスキルがあるんだ。 お仕事前の下調べに使うSnoopingスキル、実際に人様から物を頂くStealingスキル、そしてお仕事後に静かに逃げ去るためのStealthスキル。 どれも大切なスキルなんだけど、あたい達のお仕事の真髄は、如何に相手に気付かれずに行えるかどうかってこと。 だから、この隠れるという動作についてのスキルは、あたい達シーフのお仕事で使うスキルの中でもとても大切なスキルなんだ。 逆を言えば、いくら盗みが巧くてもこのスキルを使いこなせないような人は、あたいはシーフとは呼べないと思ってる。

 あたい達シーフが使うこのスキルは、普通の人が思っている隠れるという行為とは全く別のものだろうね。 あたい達が使うHidingスキルは、普通の人が物陰に隠れるというレベルぢゃなくて、視覚的、聴覚的、嗅覚的にも己の存在を消すことが出来るんだ。 さすがに自らの肉体を無にすることは出来ないから触覚を消すことは出来ないけど、それでもあたい達が隠れているのに気付くことなんて無理だろうね。 このスキルは何かを生み出したりはしないけれど、この隠れるという行為こそ、あたい達のお仕事の「はじめの一歩」といっても過言ぢゃないと思うんだ。 あたい達は灰色の世界に住まう存在、その灰色の世界に誘ってくれるのがこのHidingスキルなんだ。

 でもね、何もお仕事で使うだけがこのHidingスキルぢゃないんだよ。 このブリタニアには何百、何千、何万という人達が生活をしている。 あたいだって1人の人間だ、好きな人だっていれば、自分とは合わないなって感じる人だっている。 確かに怒りや悲しみといった負の感情は、できれば無い方がみんな幸せになれるのかもしれない。 だけど、そういった感情があるからこそ、この世界が大きく回り続けているんだろうね。 あたいは、そんな世界の大きな流れから抜け出したいと思うことが偶にある。 この世界の束縛から逃れたい、あたいだけの世界に閉じこもりたい、そんな感情が湧き出てくることがあるんだ。 そんな時、あたいはよくこのスキルを使うんだ。 こんなに広い世界なのに、その時だけはあたいは唯一絶対の存在になれる・・・そう、そこはあたいだけの世界。 そこには喜びも悲しみも無い、希望も無ければ苦しみだって無い、そこにあるのはあたいという存在だけ、それ以上でもなくそれ以下でもない。 そして、その世界こそ、いつかあたいが帰るべき場所なんだろうね。

▼ 使用方法 ▼

 このHidingスキルは「隠れるための何か」(ダンボール?)が無いとダメとか、人ごみの中ぢゃダメとか、そういう制限は一切無いんだ。 あたいみたいな一人前のシーフになると、何も無いところであっても姿を隠す事が出来る、たとえ地平線まで見渡せる砂漠の真ん中でも、冒険者で賑わっている酒場の真ん中でもね。 だけど、いつもいつも隠れられるわけぢゃなくて、どうしても隠れられない時ってのもあるのね。 それは、モンスターや敵意を持って襲ってくる人に狙われている(ターゲットされている)時なんだ。

  • 通常時 (誰にもターゲットされていない場合)

     もし君が誰にも狙われていないのであれば、たとえ人ごみの中であろうが、相手の視界に入っていようが隠れる事が出来るよ。 さっきも言ったけど、このスキルは何か物を使って隠れるわけぢゃ無いから、誰にも狙われていない時はそのままスキルを使うとOKなんだ。

    ターゲットを受けていない場合は、Hidingスキルを使用するだけで隠れられる。
  • 狙われている時 (誰かにターゲットされている場合)

     モンスターや、敵意を持って襲ってくる人たちに狙われている時は、隠れることに失敗する事が多いよ。 そりゃそうだろうね、こっちも必死で逃げてるんだけど、相手だって血眼になってこっちを追いかけてるんだから。 そういう時は、相手との間合いが遠ければ遠いほど隠れやすくなるけど、かなりの間合いが必要になるよ(ターゲット時の隠れ必要マス(歩数)=「(100-Hidingスキル値)÷2+8マス」)。 襲ってくる人やモンスターを目の前にして隠れるのは、正直言ってあたいでもきついね。

    ターゲットを受けている場合は、GMであっても距離を置かない限り隠れることが出来ない。

     ぢゃあ、相手に狙われている時は絶対隠れられないのかっていうと、実はそうぢゃ無いんだ。 さっき話した間合いは、あくまで相手と自分の間に何も障害物がない視界良好な場合の話なのね。 相手と自分の間に、相手からの視線を遮られる何か、例えば障害物でも壁でもいい、なにかそういう物があれば隠れることは可能だよ。 たとえ相手との間合いが短い場合でもね!

    ターゲット受けている場合でも、視線が通らなければ隠れられる。

 何でもない時に隠れるのは問題ないと思うけど、やっぱり何だかんだ言っても逃げる時に使うことが多いと思うのね。 相手との間合いが短い場合に、むやみやたらとスキルを使っても、隠れるのに失敗してかえって焦っちゃうだけだから、逃げながらも隠れられるような場所を探す癖をつけておくといいよ。 一旦隠れちゃえば、Stealthスキルで逃げることも出来るし、いきなりダッシュして相手の意表をつくことだって可能だもんね。 このスキルをうまく使いこなせるようになれば、お仕事の幅も必ず広がると思うよ。

▼ 訓練方法 ▼

 Hidingスキルは、相手の目線を気にしながら使うとはいえ、結局の所自分の腕前にかかっているスキルなんだ。 だから、訓練も主に一人で延々と隠れる練習をするのが一番だと思うな。 後は、いろんなロケーションやシチュエーションで訓練していけば、おのずと腕前も上達していくと思うよ。

  • 基礎訓練 (スキル値0~30くらいまで)

     一般的な隠れるという行為と、あたい達シーフが使うHidingスキルの隠れるという行為は根本的に異なるものなんだ。 だから、最初はシーフギルドのギルドマスターに頼んで、普通の隠れるという行為とどこがどう違うのかを教えてもらうのがいいと思うよ。 独学で腕を磨いていくのも悪くないとは思うんだけど、ちゃんとした知識の元に訓練を行っていく事もあたいは大切だと思う。 根本的なことをしっかり理解できていれば、いざという時にその打開策が感覚的にわかったりするし、その知識は自信にも繋がるしね。

    基礎訓練では、シーフギルドマスターから教えてもらう。
  • 模擬訓練 (スキル値30くらい~100まで)

     普通の隠れるという行為との違いがわかって、それなりに隠れる事が出来るようになったら、色んな場所で試してみよう。 例えば、人が沢山いて視線だらけの街中なんかもいいし、森の中なんかも色々な隠れ方が出来ていいと思う。 それとは逆に見渡す限り砂漠の何も無いところなんかも格好の訓練場所なはずだよ(Hidingスキルは場所型のアンチマクロコードなので、同じ場所ではその内上がらなくなります)。 色々な場所を回りながら、その土地を生かした隠れ方が出来るようにしておけば、本番のお仕事でもその経験は必ず生きてくると思うな。

    模擬訓練では、いろんな場所でただひたすら隠れることを繰り返す。
  • 実践 (スキル上げ終了後以降)

     最初に言ったとおり、このHidingスキルを使う機会はホントに多い。 しかも襲われている時なんかは、刻一刻と状況が変化するわけで、そういう時に物をいうのが今までの経験なのね。 だから、もう十分に腕前が上がったなって思っても、色々な状況を想定しながら訓練を怠らないようにして欲しいな。 それと、どこにどんな(視線を遮ることの出来る)障害物があるのか、どんなものが障害物になり得るのかとかも普段から気にかけておくといいよ。

 でも、不思議だよね。 あたいは、この世界に生きていた証を残するためにシーフとして生きている、つまりこの世界と自分との関係を密にしたいと思っている。 だけど、突然、あたいはこのスキルを使って、この世界から何もかも消えてなくなってしまいたいと思うことだってある。 でも、こういうのって誰にでもあるよね? だって、闇はあたい達の心の中の闇でさえ覆い隠してくれるんだから・・・。 あたいがこの世界に帰るのは何時なんだろうなぁ・・・。

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